アルマイトとは
アルマイトとは
アルマイトとは人工的に作る、酸化被膜のことを言います。
アルミ二ウムは酸素にさらすと、とても薄い酸化被膜をつくります。
この酸化被膜があるため、アルミニウムは錆びにくいと言われています。
しかし自然にできる酸化被膜は非常に薄い為、傷がつきやすく、環境によっては腐食してしまいます。そのため人工的に分厚い酸化被膜を生成する処理が必要となります。
この処理こそが、アルマイトです。
陽極酸化処理によって人工的に作られた酸化アルミニウム被膜は、1㎝ 辺り数百億個の小さな穴(孔)があります。そこへ染料を吸着することで、着色が可能となります。
また、アルマイトを施すことにより耐食性・耐摩耗性の向上、絶縁性などの機能が付帯します。
アルマイトとメッキの違い
1 つ目として、メッキは素地の金属と異なる金属が重なり合って表面を覆っています。
アルマイトはアルミそのものにアルマイト被膜が入り込んでいます。
2 つ目は陽極か陰極のどちらで電解するかの違いがあります。
アルマイトは陽極で電解を行うのに対し、メッキは製品を陰極にし、メッキする金属を陽極にして電気分解を行います。その結果、陰極の製品にメッキが析出します。